ノア動物病院は、甲府市、八王子市の動物病院です。

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歯科検診の内容

当院で行っている歯科検診

当院で行っている歯科健診の内容です。

1.

まずは健康状態をみるために、全身を診させていただきます。

(体重・体温・脈拍・脱水・肥満・削痩の度合い・聴診・呼吸数・眼・耳・関節・皮膚の状態・リンパ節の腫れ)

2.

次は、実際にお口の中を健診します。

(咬み合わせや歯列・歯の数・口腔粘膜の色・歯肉炎の有無・口内炎の有無・口腔内の腫瘤の有無・歯石の沈着の有無など)


その他の健診も含め全24項目に渡り歯科健診を行います。
また、その健診の内容シートは終了後に飼い主様にお渡ししていますので、定期的に実施することで、前回の検診時との比較などもできます。

さまざまな歯の病気について

歯の内部構造(図はイラストでみる犬の病気より引用)

ワンちゃんの歯の病気

歯の病気にかかるワンちゃんは非常に多いです。
ワンちゃんの場合、人間と比較すると、食物を歯で噛むというよりも、食物が飲み込める大きさであれば、飲み込んでしまいます。歯がまったくなくても、十分に飲み込める大きさの食べ物を与えれば、食物を食べることができます。
しかし、歯周病や重度の歯石など、歯が抜ける原因となる病気があると、完全に抜け落ちるまでに、いろいろな障害が引き起こされますので、ワンちゃん・ネコちゃんの歯の管理は非常に大切です。
犬の歯の数は、乳歯が28本、永久歯が42本あります。乳歯のうち、切歯と犬歯は生後約3〜4週齢目から、前臼歯は4週齢目から生えはじめ、12週齢目までには、28本が全部生えそろいます・そして、永久歯の生えはじめる少し前の生後約3カ月目頃から、乳歯が抜けはじめます。永久歯は、3カ月目頃から7カ月目頃までに生えそろうのが理想的です。


乳歯遺残

乳歯と永久歯がうまく生え替わることが大切です。
永久歯が生えてきた時点で、まだ乳歯が残っていると(乳歯遺残)、永久歯の不正咬合の原因になりかねます。
特に、小型犬では乳歯が残りやすく、また短頭種は不正咬合を起こしやすいので、それが原因で歯周病を引き起こすことになります。
乳歯遺残は歯周病の原因にもなりますので、十分な注意が必要です。

子犬の時期での歯の検査は、最初のワクチンを接種する生後2〜3カ月目に行なうことをお勧めします。ワクチン接種に病院へ来院された時には全身状態とともに口の中、特に乳歯の生えかわりを見てもらいましょう。
永久歯が生えてきたのに、乳歯がまだ残っているようなら乳歯を抜く(乳歯抜歯)をお勧めします。いつまでも乳歯が残っていることで、今後ワンちゃんが一生使うことになる永久歯の成長に悪影響を起こしかねないからです。

歯石が重度に付着した歯(写真はイラストでみる犬の病気より引用)

歯石

歯の病気の最大の原因は歯石です。歯石は食物のカスなどが石灰化したものです。通常、歯石は歯の外側から形成され、徐々に歯の内側や歯間にも広がっていきます。
歯石が歯肉を圧迫することで歯肉炎を起こし、さらにひどくなると、歯の周囲の組織や歯を支える骨が冒され、歯肉がなくなって歯が露出してしまいます。
口臭がひどく、ヨダレを垂らす子も中にはいます。
歯石の影響を受けるのは、口の中だけではありません。歯石に付着している菌が体内に入ることで、いろいろな臓器を冒し始めます。たとえば、心臓に入る細菌性心内膜炎、肝臓には入ると肝炎、腎臓に入ると間質性腎炎などなど・・・いろいろな恐い病気を引き起こす可能性もあります。


歯肉炎

歯石が原因で起こる代表的な病気に、歯肉炎があります。歯と歯の間に歯石がたまり、それが歯肉を圧迫して、歯ぐきが炎症を起こす病気です。
初期の段階では、歯ぐきの周りが少し赤くなる程度なので、気づかないことが多いようです。進行すると、歯ぐきが腫れ、口臭がひどくなって、潰瘍を引き起こすこともあります。
そのままにしておくと歯が抜けてしまうことがありますから、ひどくならないうちに歯石を除去することをお勧めします。

細菌の感染が歯周組織から波及して、歯槽骨を溶かして皮膚を破り、目の下から膿が出ている状態(写真、図はイラストでみる犬の病気より引用)

歯周病

歯周病は、歯石のために歯ぐきが傷められ、そこから細菌が侵入し、歯を支えている組織が冒されてしまう病気です。進行すると、歯がぐらつき、最終的には抜けてしまいます。 さらに、歯の周囲が化膿し、皮膚を破って、顔から膿が出るような状態になることもあります。

歯周病は、日頃から歯石ができないようにケアをすることで予防できる病気ですから、予防第一を心がけてください。
歯石が付着してしまったら、歯石除去を行うことをお勧めします。


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